タカサキきんこんかん

タカサキのキンコンカンの日々

2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧

八月の赤子はいまも宙を蹴る

8月14日(日)朝日新聞朝刊の「日曜日に想う」はとてもいい記事でした。 digital.asahi.com 「八月の赤子はいまも宙を蹴る」という俳句は八月の元気な赤ちゃんではなく、戦時中、空襲で黒焦げになった赤ちゃんだといいます。宙を蹴る黒焦げの赤ちゃん。苦いもの…

あさイチで「戦争はいやだ」を特集しました。

あさイチで「戦争はいやだ」を特集しました。すごいです。ちょっと長いですが、見応えのある番組です。NHKも、まだがんばっている部門があるのだと安心しました。 シリアで戦争がはじまったときの話はほんとうに怖いです。きっかけは平和デモに対する軍によ…

養護学校の生徒とヒロシマの詩を読む

8月6日なので、もう一つヒロシマの詩を取り上げます。養護学校の教員をやっている時、生徒と一緒に、結構必死になってヒロシマの詩を読んだ時の話です。ちょっと長いですが、多分養護学校では初めての試みで貴重な記録になっています。 高等部では2年生で沖…

〈ヒロシマ〉というとき〈ああ ヒロシマ〉と やさしくこたえてくれるだろうか

今日は71年前、広島に原爆が投下された日。 〈ヒロシマ〉というとき 〈ああ ヒロシマ〉と やさしくこたえてくれるだろうか 〈ヒロシマ〉といえば〈パール・ハーバー〉 〈ヒロシマ〉といえば〈南京虐殺〉 〈ヒロシマ〉といえば 女や子供を 壕のなかにとじこめ…

名前のない死は、悲しいです。

学生の頃、石原吉郎という詩人が好きでした。シベリア強制収容所での過酷な体験が生と死を考える原点になっている詩人です。その詩人のエッセイにこんな文章があります。(学生の頃読んだものですが、いまだに頭に残っています) ジェノサイド(大量殺戮)の…