タカサキきんこんかん

タカサキのキンコンカンの日々

肺炎で入院しました。

  土、日と咳がひどい上に高熱が続き、日曜日の夜39.9度まで熱が上がったのでさすがにかみさんが心配して、救急車を手配。救急車の中で、

「今日は何日かわかりますか?」

と聞かれ、すぐにぱっと出てこなくて困りましたが、高熱で救急車を呼ぶというのはそういうことなんだと、と思いました。電話で受け入れ先の救急病院に「意識正常」とか伝えていましたね。

 病院では血液検査、心電図、尿検査、レントゲンを撮り、ま、ここまではふつうの検査ですが、さらにCTの検査までやったので、ちょっと心配になりました。案の定、CT検査のあと、

「肺炎です。1週間ほど入院する必要があります」

といわれ、全く予想もしなかった展開に、

「う〜」

とうなるしかありませんでした。7日は「企業、NPO、大学を結ぶパートナーシップミーティングがありプレゼン用の資料も作り60部印刷していました。9日は出版社の編集者との打ち合わせ、10日はカナダ上映会でプレゼンする内容の英訳検討会、11日はカナダで上映する再編集したビデオの試写会を予定していました。自分の体のこととそんな予定のことが交差して

「う〜」

となったのでした。

 でもそんなことお構いなく、救急治療室から病室へ。ところどころ明かりのともった病院の中をベッドは移動していきます。かなりのスピードで移動する天井の風景は昔見た医療ドラマ「ベン・ケーシー」の冒頭の部分を思い出しましたが、映像で見るかっこよさとは裏腹に、実際にベッドの上で見ていると気持ち悪くなってきました。目を閉じてぐっと我慢しているうちに病室へ。

 夜中の2時半でした。ここまでつきあってくれたかみさんは家まで帰れるかしら、と心配していました。

 

 高熱のままだったので、夜は寝返りを打つばかりで、ほとんど眠れませんでした。

 

 翌朝の体温は38.8度。朝ご飯も昼ご飯もほとんど食べられず。朝はデザートのヨーグルトだけ、昼は鴨南蛮のおつゆにそばを2、3本ほどつけて食べただけで気持ち悪くなってギブアップ。土、日から全く何も食べてなかったので、さすがに心配になりました。

 朝から抗生剤の点滴がはじまりましたが、すぐに症状が改善されるわけでもなく、とりあえず解熱剤と咳止めを処方してもらい、午後は少し楽になりました。それでも布団をかぶってないと寒気がしました。

 午後にかみさんがパソコンと携帯を持ってきてくれたので、あちこち連絡しまくりました。何人もの人から「肺炎は甘く見ない方がいい」とか「退院してもふつうの元気を取り戻すのにすごく時間がかかります」といったアドバイスをいただきました。

 

 晩ご飯の時間。朝も昼も、見ただけで、体が拒否する感じで、ベッドからごはんを食べる椅子に移動できず、どうなっちゃったんだろうと思いました。晩ご飯も食べられるかどうか不安でした。ところが、晩ご飯は妙においしそうに見えました。ピーマンの肉詰め、野菜ソテー、ワカメの酢の物、白いごはん。みんなおいしく食べられました。特に白いごはんがおいしかったですね。うれしかったです。回復への大きな一歩のように思いました。

 

 

 貴重な経験、また時々経過報告します。