タカサキきんこんかん

タカサキのキンコンカンの日々

ああ、また生きていける!

  昨日は本当にホッとして、久しぶりにゆっくり眠りました。ブログでいろいろ書きながらも、やっぱり不安で、人間ドックの結果が出て以来、この十日ばかりはゆっくり眠ることができませんでした。

 今朝は、おひさまの光がキラキラまぶしくて、ただそれだけのことがなんだかすごくうれしくて、晴れ晴れとしたいい朝でした。

 昔胃がんの手術をしたことがありました。退院の日、帰りの電車の窓から、あちこちの家のベランダに白い洗濯物が干してあるのが見えて、それを見た時、「ああ、帰ってきたんだ」って、もう涙が出るくらいうれしかったことをいまだに覚えています。

 あの時と同じうれしさを、今朝、おひさまの光を見ながら感じました。「ああ、また生きていける!」って。

 胃がんが見つかったときは、長男がかみさんのお腹にいました。ですから、本当にきつい宣告でした。医者は慎重に言葉を選びながら話をしてくれましたが、そばで一緒に聞いていたかみさんは私の何倍もきつかったと思います。お腹をさわりながら、この子はお父さんに会えないかも、って思った、とあとで話してくれました。

 あの時に比べれば、今回は、まだまだ楽でした。それでも、あの時とはちがうものをたくさん背負い込んでいたので、やっぱりきつかったですね。

 明日も生きていける、ということがどんなに幸せなことか、あらためて思い知らされました。

 ぷかぷかでは毎日帰りの会で「いい一日でしたか?」って聞いています。いい一日を過ごす、いい一日を作る、それが生きていくことのいちばんのリアルだと思うからです。