タカサキが粉末に
自分が死んだらお墓ではなく、桜の木の下に埋めて欲しいと以前から思っていたので、樹木葬をやっているところに見学に行きました。
桜の木の根元に埋めるときは骨をパウダーにしてから埋めるそうです。パウダーは粉末です。粉末?そうか、粉末になるのか、と思いました。死んでからの話なので、骨でも粉末でも関係ないのですが、粉末になるというのは、妙にリアリティがあって、人生の最後は粉末になるんだと思うと、なんかちょっと笑ってしまいました。
人生は粉末になるためにある。なんかすごい哲学を見つけたような感じです。粉末になって、桜の木の元に埋められれば、木の栄養になります。最後の社会貢献です。これできれいさっぱり消える。なんだかカッコいいじゃん、て思いました。
吹けば飛ぶような粉末になるからこそ、人生ははかなくも、おもしろいんだと思います。おもしろいこといっぱいやったが勝ちです。
仕事もおもしろがってやるところがないと、つまらないです。藤が丘駅前の自然食品店マザーズの壁画制作はきまじめに取り組むとつまらないものになります。どこまでもおもしろがってやる、ここが仕事としても成功させるかどうかの分かれ目だと思います。「ぷかぷかさん」たちと一緒だと、私たちだけよりも、ずっと楽しく仕事ができそうです。ここの感覚こそが、彼らと一緒に生きていくことの意味なんだろうと思います。
家に帰って娘に「とーちゃんは近いうちに粉末になるよ」というと、「え〜!とーちゃんが粉末!」って大笑いしたあと、「だったら1グラムほど分けて」「何するの?」「袋に入れてとっとくよ」だって。とーちゃんを袋に入れてとっとく。うれしいこと言ってくれます。